2/21(金)の卓話では、『青色有機EL発光素子の開発』で紫綬褒章を受章された出光興産株式会社の舟橋正和様にご講演いただきました。舟橋様は、長年にわたり有機EL材料の研究開発に従事され、特に青色発光素子の開発において多大な貢献をされてこられました。

講演のテーマは「材料開発を通して経験したこと」であり、舟橋様がこれまでの研究の中で直面された課題、試行錯誤のプロセス、そして技術革新の瞬間など、貴重な経験談をお話しいただきました。有機EL技術の発展は、ディスプレイや照明の分野で革新的な進歩をもたらしており、その最前線で活躍されてきた舟橋様のお話は、大変興味深いものでした。

舟橋様は尾張地区のご出身であり、当クラブ会員のご親戚でもあります。そのご縁もあり、今回のご講演を特別にお願いすることができました。講演の中では、材料開発における理論的なアプローチだけでなく、実際の研究現場での挑戦やチームでの協力の重要性についても語られ、聴講者一同、大いに感銘を受けました。

今回の卓話を通じて、技術革新の背景にある努力や挑戦の重要性を改めて実感するとともに、科学技術の発展が私たちの生活にもたらす恩恵について深く考えさせられる機会となりました。舟橋様、ご講演いただき誠にありがとうございました。